【きものやのひとりごと】
結城紬の現状について
まず、当店で取り扱っている結城紬は
本場結城紬協同組合の制作されているもので
あくまでそちらのものを
『結城紬』として定義させていただきます。
結城紬とは・・
茨城県結城市を中心として、
主に茨城県・栃木県の鬼怒川流域で作られている絹織物のことで
精緻な亀甲模様や複雑な絣柄で構成された柄が特徴です。
全ての工程を手作業で行い生み出される生地は、
ふわりと軽くあたたかい心地よさと美しさ、
そして丈夫さをあわせ持っています。
シワになりにくく、丈夫で
『三代着て味が出る』と言われるほど💡
1977年には国の伝統的工芸品に指定、
2010年には「本場結城紬」の名で
ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
そんな結城紬ですが
残念なことに生産数量は年々減少しており💧
2023年の生産数は
年に『500反も作れない』という状況にあります😥
日本全国に登録されている呉服屋の数は約1万件(今はもっと少ないかな?)
それに対して500反以下、です。😅
これも時代の流れでしょうか・・
このように
どんどんと貴重になっている結城紬
お持ちの方には、
これからも大切に可愛がっていただき
回数を重ねてお召し頂きたく
お願いいたします❗️
出来れば、若い人たちにも
繋いでいけると嬉しいです☺️